こんにちは。
天神祭の見どころのひとつに、7月25日に行われる、約3000人の行列からなる陸渡御と、約100隻の船が水上を行き来する船渡御があります。
陸渡御と船渡御の巡行コースと通過時間、特別観覧席についてまとめました。
天神祭の船渡御のコースと時間は
天神祭の陸渡御とは
神様に年に一度、氏地の平安をご覧いただくために、氏子が御供の行列を組んだのが陸渡御と船渡御の始まりです。
陸路で氏地をめぐるのが陸渡御です。「りくとぎょ」と読みます。
約3000人の団体が、豪華な衣装を身にまとい、大阪天満宮表門を出発し、天神橋北詰の乗船場まで練り歩きます。
この陸渡御は勇壮な催太鼓(もよおしだいこ)を先頭に、神鉾、御羽車(おはぐるま)、神様がお乗りになる御鳳輦(ごほうれん)を中心に行列が進んでいき、鳳神輿(おおとりみこし)、玉神輿(たまみこし)が渡御列の最後を飾ります。
天神祭の陸渡御のコースと時間
①14:50 大阪天満宮境内
催太鼓が当屋から出され、境内を練り歩きます。
②15:30 大阪天満宮を出発
大阪天満宮の正門を出発した後、西に向きを変えます。
③16:00 西天満交差点
西天満小学校横を抜けて西天満交差点を通過して老松通を西に進みます。
④16:30 老松通から御堂筋
老松通から御堂筋に出て、大江橋方面へ
⑤17:00 大江橋を渡って大阪市役所前
大江橋を渡って、大阪市役所前を通ります。
大阪市役所前では「からうす」が披露されます。
「からうす」とは、豊臣家から拝領したという太鼓台の下に巨大な丸太を敷き、大きく揺らして叩く行事です。
⑥天満橋北詰(乗船場)
天神橋北詰(乗船場)に催太鼓が到着します。
船に乗り込み、船渡御に続きます。
催太鼓の宮入
地図上の紫のコースが大阪天満宮へと帰る宮入のコースです。
午後8時過ぎ、催太鼓が陸に上がり、大阪天満宮まで宮入に向かいます。
催太鼓に続き、次々と下船した渡御列が大阪天満宮に宮入りします。
宮入は21:30ごろまで続きます。
宮入で御神霊が御戻りになると、最後の神事「還御祭」がおこなわれます。
還御祭は22:00から23:00まで行われます。
天神祭の船渡御のコースと時間は
天神祭の船渡御とは
陸渡御をおえ、水路で氏地をめぐるのが船渡御です。
「ふなとぎょ」と読みます。
船渡御では、約100隻あまりの船が航行します。
神輿を乗せた奉安船(ほうあんせん)や催太鼓船(もよおしだいこせん)は、天神橋北詰からスタートして飛翔橋を折り返し、再び天神橋北詰に戻ります。
協賛団体や市民船などの奉拝船(ほうはいせん)は、飛翔橋から出発して祭神をお迎えします。
舞台船は、定位置にとどまり、能を奉納します。
自由に行き来をするどんどこ選や落語船などはお祭りを盛り上げてくれます。
船どうしがすれ違うときは、「大阪締め」を交わします。
19:30からは奉納花火も打ち上げられ、船渡御の灯りと花火がとても幻想的で、私は、天神祭のなかで、この船が行き来するのを見るのが一番好きです。
船渡御の出発地点の天神橋北詰の乗船場付近だと人が多くて混み合うのですが、陸渡御と船渡御の両方を見ることができます。
天神祭の陸渡御のコースと時間
天神祭の船渡御は、18:00ごろから20:30ごろまでです。
折り返し地点の飛翔橋あたりだと、比較的人が少ないです。
飛翔橋からだと花火も見ることができるので、船渡御をメインで見たい場合は、飛翔橋がおすすめです。
天神祭の陸渡御と船渡御の特別観覧席
陸渡御と船渡御には、特別観覧席が設けられています。
お金はかかってしまいますが、天神祭の混雑に巻き込まれずに、快適に陸渡御や船渡御を観覧することができます。
なにわ橋陸渡御観覧席
陸渡御の列を目の前で見ることができます。
場所 大阪市中央公会堂前
時間 16:30~18:30(会場16:00)
価格 5,000円(ソフトドリンク1本、天神祭ガイドブック付)
当日スケジュール
16:00 開場
16:15 天満天神御伽衆(おとぎしゅう)による陸渡御のご案内及び大阪締めの練習
16:30 陸渡御スタート(適宜解説あり、大阪締め交換体験など)
18:30 終了
天満橋船渡御観覧席
船渡御の船列と奉納花火を川岸から見ることができます。
場所 天満橋OMM北側 河川敷特設会場
時間 18:00~21:00(開場 17:00)
価格 SS席10,000円、S席8,500円、A席6,000円
SS席11,500円、S席10,000円、A席7,500円( 大阪名物を詰め込んだビリケン弁当付(売店利用券300円付)
(どちらとも渡御解説書、虫除けグッズ、ソフトドリンク1本、天神祭ガイドブック付)
当日スケジュール
17:00 開場
17:30 天満天神御伽衆(おとぎしゅう)による天神祭・船渡御のご案内
18:00 船渡御スタート(適宜解説あり、大阪締め交換体験など)
19:30 奉納花火打ち上げ
21:00 終了
桜之宮船渡御観覧席
奉納花火の迫力と船渡御を間近に見ることができます。
場所 毛馬桜之宮公園 浮島
時間 18:00~21:00(開場 17:30)
価格 16,000円(特製弁当、天神祭うちわ、渡御解説書、虫除けグッズ、ソフトドリンク1本、天神祭ガイドブック付)
当日スケジュール
17:30 開場
18:00 船渡御スタート(適宜解説あり)
19:30 奉納花火打ち上げ
21:00 終了
※席位置によっては花火が見えにくいことがあります。
OMM 21階屋上観覧席
奉納花火をOMMビルの屋上から間近で見ることができます。船渡御は見えません。
場所 OMM21階 屋上観覧席
時間 19:30~21:00(開場18:30)
価格 18,000円(特製弁当、ソフトドリンク1本、天神祭ガイドブック付)
当日スケジュール
18:30 開場
19:30 奉納花火打ち上げ
21:00 終了
座席はすべて税込み、おとな・こども同一料金です。
OMM以外は解説があったり、会場によってお弁当や虫よけグッズが付いていたりと、余裕をもって陸渡御や船渡御や花火が楽しめます。
天神祭の陸渡御と船渡御のコースと時間 特別観覧席チケットのまとめ
いかがでしたでしょうか。
陸渡御はにぎやかなお祭りの雰囲気を味わうことができ、船渡御はかがり火や船の灯りがとても幻想的です。
陸渡御をメインでみるならそれほど混雑することもないですが、船渡御の出発地点の天満橋は人が多く混雑します。
船渡御をメインで見るなら飛翔橋が比較的人が少なくておすすめです。
お出かけの際の参考にして下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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