こんにちは。
インドのアーユルヴェーダではごま油を使った色々な健康法があります。
その中で、ごま油でうがいをするというものがあります。
ごま油でうがいというとちょっと引いてしまいそうですよね。
実は私も最初に効いたときはびっくりしました。
でも、実際にやってみると思っていた以上に色々とうれしい効果が期待できることが分かってきたんです。
ごま油のキュアリングは必要?
ごま油でうがいをする前に、まずごま油を一度100度前後まで熱してから冷まします。
これをキュアリングと言います。
キュアリングの目的としましては、
- ごま油の中のセサモリンという成分が加熱することによってセサミノールという成分に代わり、抗酸化作用が強くなる。
- ごま油がさらっとした感触に代わる。
ということがあげられます。
しかし、これはインドのごま油の話で、インドとは製造方法が違う日本のごま油は製造過程ですでにセサモリンがセサミノールに変化しているのでキュアリングは必要ないというのです。
キュアリングなんて面倒くさすぎてやってらんない・・・という方は加熱せずにそのままごま油を使っても大丈夫です。
私は、キュアリングをしたごま油、してないごま油、試しに両方使ってみましたが、キュアリングをしたほうがさらっとして使いやすいように感じました。
ごま油のキュアリングの方法
2種類の方法でキュアリングをやってみました。
私がいつも使っているごま油と温度計はこちらです。
このごま油はスーパーなどでも手に入れやすいと思います。
茶色いごま油ではなくて透明のごま油を使ってください。
お鍋にごま油を入れて火にかける
お鍋にごま油を入れて火にかけます。
このとき、使うお鍋はステンレスや琺瑯がおすすめです。
温度が上がりすぎたとき用に濡れふきんを用意しておきます。
火にかけるとあっという間に温度が上がるので注意してください。
90℃ぐらいまで温度が上がったら火をとめます。
後は余熱で100℃まで上がるのですが、温度が上がりすぎてしまいそうな場合は、濡れふきんを用意しておいて、その上にお鍋を置いてお鍋の温度を冷まします。
110℃を超えないように気を付けてください。
ごま油を湯煎にかける
キュアリングってごま油を100℃にすればいいのだから、湯煎にかけたら100℃になるのでは!と思いつきやってみました。
お湯が沸騰すればちょうど100℃なので、温度計ではからなくてもいいし、ごま油が入っている瓶ごと湯煎して100℃になれば移し替える手間や洗い物も減って一石二鳥なのでは?と思ったのです。
そしてやってみた結果
- ごま油の瓶が出来るだけ上のほうまでお湯につかるようにする。ごま油の瓶が半分くらい浸かる量のお湯では90℃くらいまでしか温度が上がりません。
- グラグラとお湯が沸騰している状態をキープする。
- グラグラと沸騰しているお湯につけること十数分、ごま油の温度は99℃まで上がりました。
という感じになりました。
湯煎でもちゃんとキュアリングできました。
そして、ごま油は加熱すると体積が増えます。
最後は瓶の口からあふれるギリギリぐらいまで増えました。
ごま油の種類や瓶の大きさによってはあふれてしまいそうです。
心配な方は、最初に料理に使うなどして量を少し減らしてから湯煎にするといいと思います。
ごま油のキュアリングをやってみて感じたこと
ごま油をお鍋に入れて加熱する方法と湯煎する方法でキュアリングをやってみましたが、早いのは断然お鍋に入れて直接コンロで加熱する方法です。
加熱する量にもよりますが、数分もあれば100℃になります。
今回私は170g入りのごま油の瓶を湯煎にしましたが、大きな瓶だと瓶全体をお湯につけることが出ず、難しいと思います。
しかし、少量をキュアリングしたい場合は、直火にかけるとあっという間に温度が上がり110℃を超えてしまうので、湯煎が向いていると思います。
ちょっとごま油うがいを試してみたい方には温度計を用意する必要もないので、湯煎がおすすめです。
ごま油でうがいをやってみた感想
私は乾燥肌で、寒くなるとすねが乾燥して粉をふいたようになってしまったり、かかとがひび割れてストッキングが伝線してしまったりということがよくあったのですが、ごま油でお風呂上りに乾燥する場所を中心にマッサージをするようにしてからあまり乾燥しなくなってきました。
もう1年ほど続けています。

ですが、ごま油でのうがいはやったことがありませんでした。
油でうがいをするってなんか抵抗ありますよね?
では、なぜごま油でうがいをすることにしたのかというと、たまたま本屋さんで見たこちらの本に、ごま油でうがいをすると白髪に効果があると書いてあったからです。
白髪が気になりだした今日この頃、これは試してみないわけにはいきません。
スキンケアに関しては体験済みなので、きっと白髪にも効果があるはず!と思いごま油うがいをやってみることにしました。
ごま油うがいの方法ですが、ごま油を口に含んでくちゅくちゅと上下左右にごま油をいきわたらせます。
最初はちょっと勇気がいりますが、思い切ってやってみました。
ごま油は特に味やにおいはないのですが、ねっとりとした感触には慣れが必要かもしれません。
くちゅくちゅやっているとすぐに唾液が出てきてサラサラな感じに変わってきます。
最初は5分くらいから、慣れれば10分~20分と続けると良いそうです。
5分もうがいを続けると、ほっぺたのあたりが軽く筋肉痛!?といった感じで痛くなります。
これはひょっとして表情筋のトレーニングにもなるのでは?ほうれい線にも効果がありそうです。
うがいをしたごま油はティッシュなどに吐き出してください。
うがいをしたごま油には体の中のいらないものが色々と出てきているので、飲み込まないようにしてください。
ごま油でうがいをした後はびっくりするほど口の中がすっきりして、油が残っている感じは全然しません。
ちょっと病みつきになりそうなスッキリ感です。
いつもより歯もつるつるしている感じがします。
唾液が沢山出たり、殺菌効果があるので、虫歯予防や歯周病の予防にもなります。
まだごま油でのうがいを初めて1週間ぐらいなので、白髪や髪の毛への効果は実感できていませんが、変化があったらお知らせしたいと思います。
ごま油うがいの時間帯は?
ごま油はデトックス効果と抗酸化作用が強いです。
アーユルヴェーダでは浄化に適した時間帯というものがあって
- 午前6時から10時
- 午後16時から18時
がそれにあたります。
特に朝起きてすぐは寝ている間の毒素が口の中に出てきているそうなので、私は、まず朝起きて歯磨きをして、そのあと朝ご飯を作りながらごま油うがいをしています。
ですが、あまり時間にこだわってしまうと続かないので、まず、出来る時にやればいいのではないかと思います。
ごま油うがいのまとめ
いかがでしたでしょうか。
健康や美容に色々なうれしい効果のあるごま油うがい、ぜひ一度試してみてください。
これからの季節には、のどの保湿や風邪の予防効果もありますよ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメント
キュアリングってしないとどうなるんだろって思って調べてたのでとても参考になりました。
そして湯煎の場合の温度もちゃんと100℃になってるのか不安だったので助かりました。
写真入りでとても分かりやすくまとめて頂いてありがとうございます。
ちなみに自分も白髪で悩んでるんですが、みいさんはその後どうなったかお聞きしてもいいですか?