こんにちは。
今日(6月22日)NHKで放送されていた「きょうの料理」で、「パン床」を使ったお漬物のレシピが紹介されていました。
お漬物と言えば、普通は「ぬか漬け」を連想しますが、パン床を使えば、ぬか漬け特有のにおいも気にならず、ぬか床よりも簡単に、思い立った時にすぐに作れてその日のうちにお漬物を食べることができます。
パン床の作り方
パン床の材料(作りやすい分量)
- 食パン 1斤
- 湯冷まし カップ1と2/3
- ビール カップ1
- 塩 大さじ4
紹介してくださったのは、料理研究家のきじまりゅうたさん。
同じく料理研究家の村上昭子さんのお孫さんで、おばあさまが1991年にご紹介されたレシピを再現してくださいました。
きじまさんのお母様の木島直美さんも料理研究家で、小さいころからおいしいものを食べ続けていると、自然と料理上手になるんですね(^^)
パン床漬けの作り方
- 大きめのボウルに食パン一斤を細かくちぎってい入れる
- ビール1カップと湯冷ましを入れて混ぜます。
パンの硬さや水分量によって、水(湯冷まし)の量は加減します。
最初に一気に入れてしまわないように少しずつ足していきます。
- 全体をもむように混ぜて全体にしっとりとまとまったら、塩大さじ4を入れて、まんべんなく混ぜ合わせます。
- 保存用の容器に出来上がったパン床を入れて、手のひらで押して平らに伸ばします。
ぬか床付けと同じように野菜を漬けていきます。
使用する食パンは、新しいものではなくてもいいそうで、ちょっと日にちのたった固いものでも大丈夫です。
湯冷ましの量で固さを調節してください。
湯冷ましは、ミネラルウォーターでも可。
ビールも飲み残しのものでOK!ときじまさんのおばあさまの村上昭子さんがおっしゃっていたそうですが、
きじまさんは、おばあさまがビールを飲み残したところを見たことがないそう(^^)
パン床を入れておく容器ですが、番組では琺瑯容器を使っていました。
口が広く、密閉できるふたが付いているものがいいです。
プラスチック製の場合は「漬物用」となっているものを選びましょう。
普通のプラスチック製品よりも、塩分や酸に強くなっています。
パン床漬けの良いところは、ぬか床と違い、捨て漬けがいらないところ。
通常、ぬか床だと、作ってから1週間ほど屑野菜をつけて、ぬか床の発酵を促し、新しくつくったぬか床を熟成する期間と作業が必要になります。
1週間ぬか床を1日2回かき混ぜてぬか床が出来上がるのを待つのですが、めんどくさいですよね(^-^;
パン床なら作ってすぐ使えるし、4~5時間付ければOKなので、作ったその日のうちに食べることも可能です。
パン床に漬けるもの
今回紹介されていたものは、
- アスパラガス
- 長いも
- チーズ
- アボカド
- ウズラの卵
です。
チーズやアボカドのお漬物って変わっていますよね。
これらのものはきじまさんやきじまさんのお母様、第2世代第3世代の方がはじめられたそうです。
もちろん、お漬物として一般的なキュウリなどを漬けてもおいしくいただけますよ。
アスパラは、皮をむいて半分に切ってありました。
あらかじめ茹でておかなくても、生のままでもちゃんと漬かります。
うずらの卵は、ゆでて皮をむいてください。
アボカドや長芋も、皮をむいて適当な大きさに切ります。
パン床の保存方法
パン床に野菜を漬けていると、野菜から水分が出てきます。
そんな時は、また新しく食パンをちぎって、パン床に足していきます。
塩とあればビール少々を入れて混ぜ合わせます。
パン床の保存は冷蔵庫で。
3~4か月使い続けることができます。
パン床の味は?
気になるパン床漬けのお味ですが、塩味が効いていてちゃんと「お漬物の味」です。
パン床を作って最初の頃は、塩味とビールの風味が勝っている感じがしますが、何度かつけているうちに味がまろやかになってきますよ。
漬け時間は4~5時間からですが、漬けるものによって時間を調節してみて下さい。
固い野菜だと一晩以上漬けたほうがおいしくなるかも。
この辺は好みなので、ちょうどいい漬け時間を見つけて下さいね。
パン床漬けの作り方 保存方法や味のまとめ
いかがでしたでしょうか。
食パンを使ったパン床なら、材料さえあれば、作りたいときにすぐに作れて、野菜などをすぐに付け込むことができてとっても簡単手軽に自家製お漬物が作れちゃいます。
毎日かき混ぜる手間もなく、においも気にならないのでおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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